ポットからお湯をマグカップに注ぎ、ココアの粉末を入れながら、ユキはなんだか楽しそうだった。
「去年の遠足、本当に楽しかったんですよ。幼馴染みが2組にいるんですけど、彼と2人で組んで。」
「いいな、楽しみだよ。」
その後、ユキと他愛ない話で盛り上がり、その日は眠りについた。
悠やユキ、周りの人の反応から察するに、この遠足はこの高校でかなり大きなイベントのようだ。
ユキは楽しそうだが、嫌な予感がする。
なにしろこの学校は普通ではないのだ。
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