愛を知らないあなたに

「凜・・・・・・?」


どうしたのかと、その瞳は聞いていた。

綺麗な、琥珀色の瞳。



あぁ、あたしはやっぱり。

琥珀様のぜんぶが大好きだ。




どう答えたらいいのかなんて分からず、曖昧に微笑む。


「琥珀様、ありがとうございます。

おかげで履けまし「うりゃああああああああああああ!!!!!!!」」








・・・・・・・・・なんか、叫び声が聞こえたんだけど。


思わぬ声に厨房のドアの方に視線を、向ける・・・と。




「うわぁ!?」


なぜか、ワイングラス?が飛んできた。




ガシャンッ!!!



ワイングラスが床に落ちて、割れる。

あたしはすんでのところで顔を横に移動して、事なきを得た。




「あ、あぶなっ・・・」


もし顔を移動してなかったら、普通に直撃してたよ!


琥珀様はなぜかいたって平静で、ただワイングラスをさっと一瞬見ただけだった。