愛を知らないあなたに

軽い口調で言われた内容に、目を見張る。



「それ・・・本当?」


「ほんとー。うそつくひつようないじゃーん。」



でも、じゃあ。





「なんで、そんなにあっさり言えるの?

死ぬって、ことは・・・!!!」


「もう二度と、声を聞くことも話すこともできなくなることでしょ?

しってるよぉ。」


「知ってるならなんで「わらわを誰だと思ってる?」」




笑みを含んだような声に、言葉を遮られた。


タマはあたしの答えを聞く前に、自ら答えた。





「座敷わらしだよ。わらわは座敷わらし。

幸福とかの神。」



タマはにっこりと笑う。

可愛らしい無邪気な笑顔のまま、続ける。





「つまりさ。幸福を与えるとか奪うとかできちゃうんだよ。

だから、タマは生きてるものを殺すことだってできる。」






――ドクンと、心臓が音を立てた。