そう叫ぶと、ゆっくり桐生くんはこちらを向いた。 でも、その顔はとても不機嫌そうで…… 「なんで沢城さんに構ってあげなきゃいけないの?」 そう一言、冷たく言い放った。 でも、やっとこっちを向いてくれたよ、桐生くん。 「そこで待っていてください!!」 そう言って、桐生くんの元へまた走る。 けれど、桐生くんはまた歩き出してしまう。 待ってって言ったのに…… いいよ、絶対追いついて絶対桐生くんにこのクッキー、渡すんだから。