「別にアンタの名前とか興味ないし」



やっぱり桐生くんは相手にしてもらえません。



興味ないって言われちゃいました……



めげちゃダメだよ私。



桐生くんはすぐに勉強に戻ってしまう。



「桐生くんは何型ですか?」


「関係ないでしょ」


「桐生くんの誕生日は?」


「知ってどうするわけ?」



それは……



私の桐生くんメモにメモするんです!



なんてことは言えなくて……



「お祝いしたいんです」



これも本当のことだけど。



「別にアンタにお祝いとかしてもらわなくていい」



結構、グサッと来ます、桐生くん。