グサッと何か刺さった感じ。 やっぱり冷たい桐生くん。 でも、そんなんじゃ桐生くんとは話せないよ。 諦めちゃダメだよ、私。 「き、桐生くん、何の勉強してるんですか?」 「アンタに関係あるわけ?邪魔しないでくれる?」 確かに…… 知っても何もないかもしれないけれど。 桐生くんのことは何でも知りたいんです。 「関係は……あ、あのアンタじゃなくて、恋羽です。沢城恋羽」 関係は答えられないけれど…… とりあえず、私の名前覚えてもらわなきゃっ!