「男に可愛いなんて言うなよな…」
そうやって拗ねてるところが可愛いなんて言ったら氷漬けにされそうなので、自粛しておこう。
「なんだ、不服か?」
「そんなことないです!」
翔太から発せられるオーラがどす黒い、もとい、真っ黒なので、即答且つ敬語。
同い年だというのに何だろう、この威厳は。
あ、そうか、"サファイア"の当主をしているからか!
「で、機嫌は治りましたか、お姫様?」
ニヤリとヤツは笑った。
「まさか…」
嫌な予感が思考を支配していく。
「何?さっきのはただの演技だけど?」
本気だと思った?なんて少年みたいな顔をするものだから、脱力した。
「べ、別にー?」
思ったわけがないでしょ、なんて強がってみる。ここで素直に認めるのは癪に障る。
「へー?何だか本気で俺が怒ってると思ってるように見えたけど?」
ニヤニヤしている。どうやら嘘はバレたらしい。
しかし、それを認めたくはない。
意地を張る。
「そ、それは視力が落ちたんだよ!」
あーあ、可哀想に、と言ってやると、今度は翔太がムッと拗ねたような顔をした。
「視力は全く落ちてねーよ。相変わらず視力は2.0だ」
「自慢!?」
ここで自慢してくるの!?
そうやって拗ねてるところが可愛いなんて言ったら氷漬けにされそうなので、自粛しておこう。
「なんだ、不服か?」
「そんなことないです!」
翔太から発せられるオーラがどす黒い、もとい、真っ黒なので、即答且つ敬語。
同い年だというのに何だろう、この威厳は。
あ、そうか、"サファイア"の当主をしているからか!
「で、機嫌は治りましたか、お姫様?」
ニヤリとヤツは笑った。
「まさか…」
嫌な予感が思考を支配していく。
「何?さっきのはただの演技だけど?」
本気だと思った?なんて少年みたいな顔をするものだから、脱力した。
「べ、別にー?」
思ったわけがないでしょ、なんて強がってみる。ここで素直に認めるのは癪に障る。
「へー?何だか本気で俺が怒ってると思ってるように見えたけど?」
ニヤニヤしている。どうやら嘘はバレたらしい。
しかし、それを認めたくはない。
意地を張る。
「そ、それは視力が落ちたんだよ!」
あーあ、可哀想に、と言ってやると、今度は翔太がムッと拗ねたような顔をした。
「視力は全く落ちてねーよ。相変わらず視力は2.0だ」
「自慢!?」
ここで自慢してくるの!?


