ド天然!?魔女っ子の秘密【side story】

次の日の早朝。

"ガーネット"の店先で、あたし達は彼らを見送ることにした。

「二人とも、しっかりね」

優しく微笑む美玲。

「うん」

「分かっているわ、お母さん」

子供二人も母親に微笑みかける。

本当にいい親子だね。

「変なもん食って腹壊すなよ!」

二カッと笑う雅人に、

「そんなの、しない」

「お父さんじゃあるまいし」

冷たい目を向ける子供たち。

同じ子供とは思えないほどの、冷たい目だった。

「行ってくる」

北斗がそう言って、あっと思い出した。

「これを渡しておくね」

そう言って七星にピンク色をした機械を手渡した。

「これは?」

「テレパスよ。異世界通信対応のね。それはあたしの持っているテレパスとだけ繋がっているから、気を付けて」

「異世界対応って、そんなのがあるの? っていうか、異世界って通信できるの? 不可能じゃなかったの!?」

七星が驚いたように言った。

「大好きな人のためなら何だって」

あたしが微笑むと、七星は呆気に取られたような顔をした。

「…最強ね、由良姐」

「え?」

聞き返すと、七星は首を横に振った。

「じゃあ、今度こそ」

「行ってくる」

二人が、あらかじめ描かれていた魔法陣の上に飛び乗った。

「…本当に、いいのね?」

「今更、何を」

「当たり前でしょう?」

不敵の笑みを浮かべる二人。