ド天然!?魔女っ子の秘密【side story】

「じゃあ、行く」

「だからそれは、やめようって」

「嫌だ」

「や、嫌だってそんな…」

「じゃあ、誰、行くの」

「それは…」

鋭いところを突かれた。答えがでない。

「だから、僕達、行く」

「やめない?」

「やめない」

「絶対?」

「絶対」

…引いてくれる気はないらしい。

困ったなと思って、雅人の方を見る。

何とか説得してほしい。


雅人は鋭い目で北斗を見ていた。

その姿に、あぁ、北斗の父親だなって強く思った。

「…本気なんだな?」

「…うん」

「絶対だな? 後でやっぱりやめるとか、行かなきゃ良かったなんて文句は言うなよ?」

「言わない、絶対」

しばらくの沈黙の後、雅人が口を開いた。

「いいんじゃねぇの?」

そう言ってニコッと笑った。

「え、いいの!?」

「だって行くって言うし」

「美玲怒るんじゃない!?」

かもな、と笑った雅人。

「でも、行きたいみたいだし、こいつらなら大丈夫だ。親の俺が言うのも何だが、この2人がそろうと最強だ。心配はいらねぇよ。しっかり依頼をこなせるさ」

親御さんにそこまで言われると、他人であるあたしは何も言えなくなる。

「…分かった。お願いするわ」

渋々そう言うと、七星はパァッと笑顔になり、北斗は口元に笑みを浮かべた。

分かってる。

この子達なら、やれるって。

けれど心配になるのは、この子達を失いたくないと強く思うから。

大好きだからなんだよ。