「いくぞ、由良!」
「うん!」
翔太の言葉を合図に、
「"ストレート・フラッシュ"!」
「"アイス・グラウンド!"」
2人同時に飛び出した。
ギャアアア、と耳をつんざくような叫び声が耳に届くが、あたしも翔太も怯まない。
飛び出すと同時に魔法をかけて、あたしが光でヒュドラの目をくらませ、翔太がすかさず氷漬けにした。
「もう1体は任せろ!」
「お願い!」
あたしが言うよりも早く、
「"ジャンプ"!」
翔太はすでにもう1体の元へと跳んでいった。
残ったのはあたし1人。
でも、負けない。
負けたりしない。
大切な人が、そばにいるから。
翔太がヒュドラを氷漬けにしてくれたので、あたしもそれに合わせて、
「"アイス・アロー"!」
氷の矢を、まっすぐに放つ。
氷漬けにされて身動きの取れないヒュドラは、まるで、動かない的のようだった。
動かないものに矢を当てるなんて、あたし達にしたら朝飯前だ。
外すわけが、ない。
けれど、矢を放とうとした、その時、
「ギャアアアア!」
ヒュドラの顔が氷から顔を出した。
9つの首がそれぞれ暴れまわり、それぞれが毒を吐き出している。
当たればひとたまりもない。
「困ったなぁ…」
ふぅ、と溜息をついた。
しかしすぐに毒が飛んでくる。
「うん!」
翔太の言葉を合図に、
「"ストレート・フラッシュ"!」
「"アイス・グラウンド!"」
2人同時に飛び出した。
ギャアアア、と耳をつんざくような叫び声が耳に届くが、あたしも翔太も怯まない。
飛び出すと同時に魔法をかけて、あたしが光でヒュドラの目をくらませ、翔太がすかさず氷漬けにした。
「もう1体は任せろ!」
「お願い!」
あたしが言うよりも早く、
「"ジャンプ"!」
翔太はすでにもう1体の元へと跳んでいった。
残ったのはあたし1人。
でも、負けない。
負けたりしない。
大切な人が、そばにいるから。
翔太がヒュドラを氷漬けにしてくれたので、あたしもそれに合わせて、
「"アイス・アロー"!」
氷の矢を、まっすぐに放つ。
氷漬けにされて身動きの取れないヒュドラは、まるで、動かない的のようだった。
動かないものに矢を当てるなんて、あたし達にしたら朝飯前だ。
外すわけが、ない。
けれど、矢を放とうとした、その時、
「ギャアアアア!」
ヒュドラの顔が氷から顔を出した。
9つの首がそれぞれ暴れまわり、それぞれが毒を吐き出している。
当たればひとたまりもない。
「困ったなぁ…」
ふぅ、と溜息をついた。
しかしすぐに毒が飛んでくる。


