「馬鹿。俺をお前と一緒にすんな」
「ますます酷い!」
翔太と言い争っていると、
「翔太、気持ちは分かるけど、イチャイチャするのはそこら辺にしてくれる?」
「もう、見てるのも腹いっぱいだからさ」
二人とも何だか優しい目であたし達を見ている。
何でそんな顔をしているんだろう?
どこが微笑ましいの!?
ていうか、雅人。腹いっぱいって……
「雅人、いつの間に食べ物食べたの?」
「…は?」
訳が分からないという顔をされた。
「だってさっき、お腹いっぱいって言ったでしょ?」
すると空気が凍った。
「え。ちょっと、皆さん? どうしたの?」
話しかけると、ポツリポツリと返答が返ってきた。
「…やっぱ、天然だな」
「…ほんと、最強ね」
翔太に至っては無言だった。
「も、もう、戦おう! 体を動かさないとやってられねぇ!」
「ほんと、テストでストレス溜まってるのよ! ね、二人ともいいでしょう?」
2人が急かすようにそう言った。
「そうだな」
由良は? と美玲に尋ねられる。
「いいけど……」
でも、とあたしは言葉を続けた。
「でも、あたしは皆に怪我をさせたくないよ…」
あの時みたいに、傷つけたくないよ。
『ゆらちゃん、こわい』
あの日の記憶が蘇りそうになる。
皆を傷つけるのが、失うのが、怖い。
堪らなく、怖いよ。
「ますます酷い!」
翔太と言い争っていると、
「翔太、気持ちは分かるけど、イチャイチャするのはそこら辺にしてくれる?」
「もう、見てるのも腹いっぱいだからさ」
二人とも何だか優しい目であたし達を見ている。
何でそんな顔をしているんだろう?
どこが微笑ましいの!?
ていうか、雅人。腹いっぱいって……
「雅人、いつの間に食べ物食べたの?」
「…は?」
訳が分からないという顔をされた。
「だってさっき、お腹いっぱいって言ったでしょ?」
すると空気が凍った。
「え。ちょっと、皆さん? どうしたの?」
話しかけると、ポツリポツリと返答が返ってきた。
「…やっぱ、天然だな」
「…ほんと、最強ね」
翔太に至っては無言だった。
「も、もう、戦おう! 体を動かさないとやってられねぇ!」
「ほんと、テストでストレス溜まってるのよ! ね、二人ともいいでしょう?」
2人が急かすようにそう言った。
「そうだな」
由良は? と美玲に尋ねられる。
「いいけど……」
でも、とあたしは言葉を続けた。
「でも、あたしは皆に怪我をさせたくないよ…」
あの時みたいに、傷つけたくないよ。
『ゆらちゃん、こわい』
あの日の記憶が蘇りそうになる。
皆を傷つけるのが、失うのが、怖い。
堪らなく、怖いよ。


