淋しいお月様

誰かと話したいけど、話す人なんていない。

バーとかに行けばバーテンダーさんが話に乗ってくれるんだろうけど、そんなお金の余裕はない。

「淋しい……」

私は思わず呟いた。

大きな夜空の下、私はひとりぼっちだった。