淋しいお月様

静哉からの連絡があったのは、次の日の午後。

私は仕事の休憩で、静哉から着信があったことに気がついた。

私が電話に出ないと解ると、メールが届いていた。

“今日は外で飲まないか? 同僚に紹介するよ。7時には来いよ”

正直云って、嬉しいメールだった。

静哉の仲間内に入れる。

堂々と、静哉の彼女ですって云えるんだ。

そう思うと、やっぱりウキウキしてしまった。

昨日は、一緒に寝ることを拒んだから、もうそれっきり連絡は来ないかも、と思っていたところ
だったのだ。

だけど、7時って、まだ私は働いている時間だ。

12時から21時、それが私のシフトだった。

仮病を使って、早退することにした。

「星羅ちゃん」

背後から声がして、振り向くとユアさんがそこにいた。

「ここ、座っていい?」

「あ、どうぞ」

私は丸テーブルの椅子を引き、ユアさんを座らせた。