力強い隆平の目を見て、ドキリと胸が音をたてる。 「くだらねぇって、お前だっていっつもくだらねぇイタズラしてんだろ」 違うんだ、彼のとキミのとは 全く違うんだ。 心の中で言う気持ちは伝わらないけれど きっと隆平と考えていることは同じだろう。 「人を不幸にさせるイタズラはしたくねぇ そんなの何も楽しくねぇ。 見るのもやるのもつまんな過ぎてくだらねぇよ」 隆平がそう言って、男子の手を振り払うとその彼はキレた。 「は、なんなのお前? 田辺の肩持つのかよ 変わりもんだな、まじで」