でもそんな顔すんなよ。 お前らのこと、今から満に託すからな。 「俺がいなくなったらさ、アイツら2人のことよろしくな」 つぶやくように言う。 そしたら満は焦った顔で俺を見る。 「イキナリ何言うんだよ……!やめろよ」 「いいから。 特に沙良のことは……頼むよ。 アイツなんだかんだすっげぇ弱いからさ」 沈黙が続くとこの部屋には機械の音しか聞こえなくなった。 「好きだったんだろ……」 小さくつぶやく満。 あ?バレてた?なんて言えねぇけど 「好きだったよ」 真剣な表情で答える。