そして、放課後ー。 「じゃあ、また明日ね~」 梓は笑顔で手をふりながら私達を送り出した。 こんなんで言えるのかなあ。 「駅前に出来た新しいカフェがあるんだよ お前、こういう店好きだろ?」 「あ、うん……!」 やばい、意識すると2人で歩くの恥ずかしいかも。 「なんだ?お前顔赤くね?」 そんな事を思っていると イキナリ顔を覗きこんでいる彼。 「わ、ちょ……!近いって……」 私はそれに驚いて彼の顔をベチっと叩いてしまった。 「痛てぇ……」 隆平はその場にうずくまる。