だけど、隆平は耐えられなくなったのか 「お前があんな事言うから……」 と小さい声でつぶやいた。 「何、あんな事って?」 しらばっくれる私。 「ズリィぞ、バカ!」 だって恥ずかしい。 さっきのはサンタさんだったから言えたんだもん……。 「あんなん言われたら走ってくるしかねぇだろ」 ドキン、ドキン 彼が恥ずかしそうに言う言葉を聞いて、 さっきまで誤魔化していた気持ちがウソみたいに 無くなっていく。 彼が好き、感情が溢れてく。 「今日すごい……幸せを感じたの……」 心の中が温かくなって、