キミのイタズラに涙する。



好きになったら


私も周りの子のように


デートとかしたり、手を繋いだり


そんな事が出来るのだろうか。


今まで恋というものにそこまで興味の無かった私に

突然、そういう事が起きて少し嬉しくなった。


そして、教室に戻ると梓が興味深々に聞いてきた。


「ねぇ何の呼び出し

なんかイイ感じの雰囲気じゃなかった?」


「あ……実はね……

告白されたの」


小さい声で梓にだけ言ったのに

梓は大きな声で


「コクられた!!?」


なんて言ってきた。


ちょっとこれじゃあみんなに聞こえちゃ……