大好きな君 〜守と花のSTORY〜





急に目の前が真っ暗になった。





ここはどこ?


…もしかして、死んだの?私。








「花ちゃん?」



声が聞こえた。



「花が来るのは、まだ早い。」



また…。




お母さんとお父さん?



「どこ?どこにいるの?お母さん!お父さんっ!」



辺りを見渡しても、闇が広がっているだけ。


不思議と、不気味には思わなかった。


むしろ暖かい。



「お母さんたちは、いつまででも、どこにいても、花ちゃんを見てるから。」



…おかあ、さん。



「大切な人ができたんだろう?すごく心配してるぞ?」



…おとう、さん。







誰かに背中を押された気がした。





「元気でね、花ちゃんがお婆ちゃんになったら、また会いましょう。」



「父さんたちの分まで、生きなさい。笑なさい、泣きなさい。…我慢をするな。…じゃあな。」








聞き終わると、ヒカリが私をつつみこんだ。


あまりにも眩しかったから目を閉じた。




…ヒカリも収まり目を開けると、私の手を握っている、守の姿があった。