ーバタン
『…ヒック…。』
私は扉を閉め、鍵もして、ズルズルともたれ掛かりながら座りこんだ。
お父さん、お母さん。
私、初めて青龍以外の人に、お父さんたちの事を話したよ…。
何でだろうっ。
お父さんたちの事、知ってほしいって思ったんだ。
青龍のみんなに話す前みたいな気持ち。
…私は、海道さんを信じようとしてる?
昨日会ったばかりの人だよ?
『っ、ダメ!!』
…ダメ。
信じちゃ、ダメ。
もう、あんな思いしたくない!
ねぇ、お父さん、お母さん。
…私、何がしたいの?
『…ヒック、っ。分かんないよっ。』
こんな私を扉1枚向こうで海道さんが聞いていたとは思いもしてなかった。

