『おいっ!何笑ってんだよ?』
不思議な顔して聞いてくる海道さん。
…あっ、私…。
笑っちゃった…?
…関わるな、関わるな!
私の中での信号が、危険信号へと変わっていく。
心の中だけ、心の中だけで、泣くの。笑うの!
表に出しちゃダメ!
『…別に。』
私は何の感情もなく、答えた。
『あ?…そうか。』
『てか、今何時だ?…げ。11時じゃねぇか。あー、どーりで眠いはずだ…。』
…11時で眠いとか、それこそガキじゃんか。
『ふぁぁあ』
あくびしてるよ、海道さ…
『…ふぁぁぁあ』
…あくび、うつった。
『ハハッ、うつってやんの、あくび。なぁ、あくびって気の合う奴しか、うつらねぇんだって。』
…だから、何?
私と海道さんの気が合おうが合おまいが、私に関係ないし。
あー…、なんか、私まで眠くなっちゃった。
あ、でも帰らなきゃ…。
……眠い。
明日ー、学校……。
明日は、…土曜日…土曜日。
うわぁーい、休みだぁ。
1日中、ゴロゴロでき………。
『…。』
私の記憶はここでプツンと途切れた。

