呪ってや…
『おい、大丈夫か?』
あっ、青年よ、お前のせいでクソハゲ逃げたじゃねぇか。
…チッ。
でも、まぁ、一応お礼は言うか。
『助けて頂きありがとうございました。』
めちゃんこ睨みながら言ってやったよ。
クソハゲを逃がした罰だ!
さぁさぁ、私から逃げやがれ!
私の前から消えてまえ!!
『…ハッ、いいねぇ。その瞳、何も映ってない。真っ黒だ。』
……え。
何て言った?
関わるな!、そう頭の中で信号を出している。
『雨、やべえなぁ。おい、ガキ。こっちこい。』
関わるな。
分かっているのに、あいつの瞳に逆らえない…。
私は大人しく付いて行った。

