大好きな君 〜守と花のSTORY〜




…かれん?


私は花ですけど…。



『あの、人ちが…。』



『お父さん、心配したぞ?母さんも心配してる。ほら、こっちおいで!お家に帰ろう。』



…あ?


お父さん?母さん?


…もう居ねぇよっ!!


チッ、イラつくな。




ん?


あ、なるほど。


新手の誘いね。


てか、良心じゃなかったんかい!


しかも、私の腕を掴んで歩き出そうとしてるのはホテル街。


…馬鹿だろ、おっちゃん。



『…フッ。』



私は可笑しくなってバカにするように笑った。



『おいおい?かれん、何笑ってるんだ?父さん、変な事言ったか?』



いつまで小芝居続ける気だよ。


マジ、馬鹿だろ、こいつ。


ダンディって思ったのに。


思った時間、返しやがれ!クソハゲ!!



『…ウザいんですけど、クソハゲ。』



そう私が言うと、おっちゃんは顔を真っ赤にさせた。



『親に向かって、けしからんっ!!早く、こっちに来い!!』



まだ、お父さんぶっとるんかーい!


あきれるわ。


ってか、痛い、痛い、痛い。


おっちゃんの爪が私の腕に食い込む。



『…チッ、離せや。』



青龍の時、殺気を出す練習して良かったわ。


全部出すと、失神しちゃうかもだから、5分の1の殺気を出した。



あーあ、私って優しい!!