『お前ら、話がある。』
海斗が真剣な顔で言った。
『龍姫…、華が総長に階段から落とされて、全治1ヶ月入院だ。』
案の定、ざわつきはじめるみんな。
…なっ!
違うっ。
『っ、違う!…龍姫は自分から落ちたんだ!!』
俺はすぐに本当の事を言った。
50近くの目線が俺に集まる。
『…なぜそう言うのです?落とされた本人と言ってる事が違うのですが。』
…陸斗の顔が怒ってる。
『俺、…俺、昨日見たんだ。花は龍姫に触ってなかった!あいつから落ちたんだっ!』
必死になって訴えかけた。
『…何だ。華が言った事は嘘だと言いたいのか?…お前も。』
ん?
お前も?
……花も蒼たちに本当の事を言ったんだ!
『はっ、……。』
「はい。」と言う前に蒼に殴られた。
『あ?華が言った事、嘘だって言いてぇのか?…楓。
返事次第で、追い出すぞ。
お前を拾ってやったのは、俺だ。
覚えとけ。』
そう言い、静かに俺を睨んだ。

