その頃の私は焦っていた。
学校にも普通に通い、勉強も人並みにして、それから新しいバイトを探していたんだ。
自分でも、忙しすぎたと思う。
一人で色々、抱え込みすぎていたと思う。
だけど、頼れる人なんていなかった。
私の家は、高校から3駅離れたところにある。
駅から家までも結構離れていて、その真ん中くらいにあったのが、今まで働いていたスーパーだった。
しかし、もうそこには勤められない。
先生が来ることが分かってしまったし。
でも、私の家のまわりにアルバイトを募集しているところはなかった。
コンビニはあるけれど、そんなところだと誰に見つかるか分からない。
仕方なく、私が探し当てたのは、駅の反対側にある喫茶店だった。
隠れ家的で、先生や生徒が来る可能性は低い。
でも結構繁盛していて、人手が足りないらしい。
問題は、駅から私の家とは反対側にあるということだった。
だけど、弱音を吐いている場合じゃない。
歩いて帰るから、帰りは遅くなるかもしれないけれど。
歩には我慢してもらおう。
そして、新しいバイトの場所を決めた私。
不安がなかったわけじゃない。
だけどやっぱり、そうしないと生きていけないから。
今度こそ、見つからないようにしようと決意を固めて、私はその一歩を踏み出してしまった―――
学校にも普通に通い、勉強も人並みにして、それから新しいバイトを探していたんだ。
自分でも、忙しすぎたと思う。
一人で色々、抱え込みすぎていたと思う。
だけど、頼れる人なんていなかった。
私の家は、高校から3駅離れたところにある。
駅から家までも結構離れていて、その真ん中くらいにあったのが、今まで働いていたスーパーだった。
しかし、もうそこには勤められない。
先生が来ることが分かってしまったし。
でも、私の家のまわりにアルバイトを募集しているところはなかった。
コンビニはあるけれど、そんなところだと誰に見つかるか分からない。
仕方なく、私が探し当てたのは、駅の反対側にある喫茶店だった。
隠れ家的で、先生や生徒が来る可能性は低い。
でも結構繁盛していて、人手が足りないらしい。
問題は、駅から私の家とは反対側にあるということだった。
だけど、弱音を吐いている場合じゃない。
歩いて帰るから、帰りは遅くなるかもしれないけれど。
歩には我慢してもらおう。
そして、新しいバイトの場所を決めた私。
不安がなかったわけじゃない。
だけどやっぱり、そうしないと生きていけないから。
今度こそ、見つからないようにしようと決意を固めて、私はその一歩を踏み出してしまった―――