「意地を張ってないで
さっさと飛び込みなさい!」
あたしは 一歩づつ
尚輝に近づいた
こらえ切れない涙を流しながら・・・
片手で夏希を抱いたまま
左手を広げ
「おいで」
尚輝のその目からは 涙が落ちていた
すると 夏希が両手を広げ
「おいで」
って…
真似してる夏希は 父親そっくり
母も真緒も クスクスと笑ってた
「産みの親って人から話を聞かされたときは
心臓が止まるかと思った スゴい運命だとも思った…」
「なんで 勝手に いつも こんなことするの?
一言くらい言ってよ!」
「サプライズのつもりだったんだけど
さっき 逃げ出されたときは
参った!終わり!と思った」
「さぁー急いで みんな待ってるわよ」
みんな?待ってる?
「そうよ!結婚式だから」
はい???



