母が持ってきたものは あたしと尚輝が 貸衣裳を決めに行ったときの 二人のウェディング衣装を身につけた記念の写真
それは あたしたちの携帯の中に保存しただけの物なのに?
あっ・・・
あたしが 母さんに現像して渡したんだった
「昨日引き出しを整理したら 出てきたのよ
捨てちゃう?」
それを手にした瞬間
あたしは 大粒の涙が落ちた
「何?泣いてんの?」
「そんなときもあったなぁ~
なんて 思い出しただけ だよ
いいよ 捨てちゃって!」
「じゃあ 捨てるね」
「待って!!記念に置いてていい?」
「なんで?要らないでしょ?」
「あたしのウェディングドレスの写真なんてな2度と無いよ?だから…」



