僕は武器をフルに活かし、硬い毛を敵の体に突き立てた。

自分がヒーローみたいに思えて誇らしかった。

僕のそばで穏やかに眠る君。

柔らかな毛に包まれた丸い背中が上下するのを見守ると心が満たされた。

僕は。

君が大好きだった。

ねぇ教えてよ。

僕は何か間違っていたのかな。