ケータイ小説 野いちご

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野いちご学園の新着投稿

    • 幼なじみ
    • 登校中
    • 通学路
    • 告白

    卒業式まであと7日 秋兄が大学近くのマンションに引っ越すまであと10日 私の片思いもあと10日


    「秋にい~!おはよう!」

    「ん…おはよう楓」

    「秋にい眠い?」

    「あぁ、ちょっと勉強をな」

    「偉いね秋にいは。もう合格したのに」

    「まあな。楓も俺がいなくなっても勉強頑張れよ?」

    「うう~、無理…」


    幼稚園からずっと一緒で、離れるなんて想像したこともなかった。

    マンションはここから片道3時間。

    ほぼ会えなくなってしまうことを意味していた。


    「…で、…楓!」

    「へっ⁈な、なに⁈」

    「考え事?…その顔は言いたいことがある顔だな?」

    「、ううん。何にもないよ?」

    あぁ、また私の臆病な心が顔を出した。

    「…」

    「秋にい?」

    「楓が言わないなら俺が言うね。…俺、ずっと楓のことが好きだった」

    「え?」

    「俺と付き合って下さい」


    春風が運ぶは臆病な私の片思い。

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    • 憧れの先輩
    • お昼休み
    • 校舎裏
    • キス

    「先輩……っ。ねえっ……んっ…」
    私は今、校舎裏でキスされている。
    私にキスしているのは、私がマネージャーをしているサッカー部の先輩、夏哉先輩。

    「…どうした…んですか?」
    私がそう言うとやっと先輩は唇を離してくれた。

    はあっ、と色っぽい息を私の髪にかけ、こう言った。

    「お前俺が好きなんじゃなかったの?
    勘違い?」好きな人にそんなこと聞かれたら返事はひとつしかないじゃん。

    「好きに決まってるじゃないですか。」

    私がそういえば、また先輩は私にキスをした。
    さっきより、もっと深く、甘いキス。

    「…先輩…!」キスをやめない先輩。

    「お前可愛すぎるんだよ。他の奴に取られないか心配だわ。」

    「大丈夫ですよ、私先輩のこと大好きですから。」

    そう言った瞬間に先輩は首に唇を這わせ、強く吸った。

    「先輩…?…何して……?」

    「痕。これで俺のってわかるだろ?」

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    • 幼なじみ

    「ウチらも今日で高校卒業かぁ。」
    屋上のフェンスに寄りかかる私の髪を、風がふわりとなびかせる。
    「……そだな」
    「ウチらって何年くらい一緒にいたっけ?8年くらい…?」
    指を折っている私の頭を、君がぽんと叩く。
    「ばーか、10年だよ」
    「うっそ、そんなに!?」
    「ん」
    彼が、私に何かを手渡してくる。
    「写真?」
    それは、私と彼との思い出の写真だった。
    「それ、俺はもう要らないからやる。」
    「え……?」
    彼が私に背中を向けて歩き出す。
    そっか、君は全部知ってたんだね。
    私の瞳から熱いものがこぼれる。

    「私!アメリカの大学に行くの!」 
    涙がこぼれないように、上を向いて私は叫んだ。
    小さくなっていく彼の背中に届いただろうか。


    私が写真を握りしめると、一番下の写真に違和感を感じた。

    「これ……」

    その写真の裏には、彼の字が書いてあった。


    『俺が、絶対迎えに行くから』

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