ケータイ小説 野いちご

とある先輩の、歪んだ狂愛。





『私とあまねくんは、友達…ですか…?』


『そうなんじゃないの?立花は違う?』


『よく分からなくて…』


『じゃあこうしよう。2人っきりで話してどちらかが楽しいって思えば、それはもう友達』



そんな馬鹿げたことを言っていた俺。


もしそのルールで言うならば、俺達はもう友達通り越して親友になってる。


けど俺を傍に置くってことはお前はもっと今以上に我慢する事になるってこと。

それでまたあんな事になったら俺はもう完全に立ち直れない。


そんな道を自ら歩きに向かうほど、馬鹿じゃないでしょ涼夏は。



「…すみません、でしゃばりました」


「物好きだね、涼夏も」



どんな顔しているのか見たいのに、俺が見れなかった。

ただ綺麗に巻かれている分厚い卵焼きの断面をじっと見つめて、パクっと運ぶ。



「俺お前をイジメてんだよ?そんなヤツと友達になりたいって、涼夏もだいぶ頭おかしいでしょ」


「…そうかもしれません」



ほらそれ。

そこで納得されるとムカつくんだよ。




< 88/ 242 >