真っ白でフリルのついたビキニ姿だった風花。


すっげぇ可愛かったなぁ……。


また夏休みへと脳内がトリップ仕掛けた時、俺の目の前にノートが付きつけられた。


そのノートには女の子らしい丸っこい文字で『数学』と書かれている。


そのノートから視線を上へとずらすと、風花の顔があった。


「なに?」


「さっきの授業のノート。ちゃんと写すまでお昼没収」


そう言い、風花は俺の弁当箱を取り上げた。


「あ、なにするんだよ!」


手を伸ばして取り返そうとすると、風花は一緒にお昼を食べる女の子の机の中に俺の弁当箱を入れてしまった。


その子はクラス1の美少女で、近づこうものなら周囲の男子生徒から鋭い視線の矢を浴びる事になる。