一瞬にして写真の中の美津を思い出していた。


「美津!? 美津、しっかりして!!」


「おい、大丈夫か!?」


渉が美津の肩を揺さぶる。


しかし、美津は白目をむいたまま動かない。


教室内は騒然となり、美津はそのまま救急車で運ばれてしまったのだった。