ケータイ小説 野いちご

この作品のキーワード

絶対値のゆくえ





「いずー。ご飯はー?」



「もうちょっとしたら食べるー」



君が頑張っている。

それだけで私も力がみなぎってくる。



絶対に、一緒に北高に行くんだ。



家に帰り、自分の部屋にこもって目の前の問題に集中する。



お母さんも協力的で、

お盆に乗せた晩御飯を部屋まで持って来てくれた。



「ご飯、持ってきたよ。ひと段落したら食べて」



「ありがとうー助かる」



「北高大丈夫そう?」



「うん。今のとこは」



「そう、よかったー。あ~最近、いずは勉強頑張ってて、パパも仕事すごい頑張ってるし。ママも習い事でも始めてみようかな~」



「あはは。それいいんじゃない?」




滑り止めの私立受験まで、あと1か月半。



そして公立である北高の入試までは、あと2か月半。





< 9/ 43 >