覚悟は決めていた。



柚莉の呪詛をこの身に移した時から




呪詛に蝕まれて命を落とすか

調伏の際に、殺されるか……




全ては、大切な光を護るため




だから…



迷わないんだ




自分で決めたことだから




そう思って、陸に伝えて来たんだもん




困らせないように、言語を分からないものにして…




あれは、ドイツ語なんだよ…?



陸…わかるかな?


困らせたくないくせに、あたしの気持ちに気付いて欲しい……



矛盾してる(笑)



自分の考えが可笑しくて笑ってしまった。





『……何が可笑しい』



クロノスが問う。



あたしは答えない。