ケータイ小説 野いちご

とある先輩の、歪んだ狂愛。

recollection.1
歪んだイタズラ





「それでは体育祭に向けて合同練習を始めまーす!」



体育館に集まった高等部1年、2年、3年。

この学校の体育祭は1学年4クラスある事から、クラスごと4チームで競うという毎年のルール。


わたしのクラスは1-B。

同じチームである2-Bと3-Bまでもが体育館に揃った。



「えーじゃあまずは各種目の説明から。あとで自分がどの競技に出たいか立候補制で決めるので───」



担任の声は女子達のヒソヒソ声によく聞こえない。

それもそのはず。

1つ飛ばしてお隣3-Bには、高槻 周の姿があった。



「アマネ先輩いるって珍しくない!?」


「あとで写真撮ってもらおーよっ」


「てか同じ競技になりたぁ~い!」



あの人ってやっぱりこんなに人気だったんだ…。


ただ並んで座って説明を受けているだけなのに、彼の周りには同じクラスだと思われる3年の女子が固めていて。

それも、この学校で言うところのカースト上位に君臨する人達だ。


そして後輩女子生徒はチラチラきゃあきゃあと。




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