緊張しすぎて、泣きたい気持ちを抑えてそう言葉にした。

おうちにいる時に、雪奈ちゃんに教えてもらった“好き”という気持ち。

玲くんといると、心臓がきゅーってなって、苦しくなる。

雪奈ちゃんが、それは恋だって教えてくれた。

実感は湧かなかったけれど、玲くんと触れるたびに伝わってくるモヤモヤとドキドキがそれを少しずつわからせてくれた。

玲くんを、誰にも取られたくなくて……。

……でも、あとあと考えてみたら、普通の告白のタイミング的に、いまは間違ってるよね……?

わぁぁぁあ!私、とんでもないミスしちゃった……!!

「……それ、本当?」

「ほん、と……」

恥ずかしすぎてポロポロと涙が溢れてきた。

「くっそ……破壊力強すぎだろ……」

「?……」

れい、くん……?

お顔が真っ赤だ……。

「……ちょっと待ってね……本当……?」

「うん……」

は、恥ずかしい……。