ケータイ小説 野いちご

キス、涙々。

ネツ、初々。





『あっはっはっは!あたしがいない間にそんなことがあったとはねぇ!』

「み、美晴ちゃん笑いすぎ……」



ずび、と鼻をすすりながら美晴ちゃんと電話をする。


午前中はかなりしんどかったけど、薬を飲んですこし休めばお昼にはちょっとマシになっていた。


あいかわらず熱は高めだったけど、そこまで頭痛はしない。



「でも、ありがとう。電話かけてきてくれて」

『するか迷ったんだけどね。体調はもう平気そ?』

「うん。明日には学校にもいけそう」

『そ。そりゃよかったわ』


学校でもお昼やすみの時間だから、こうして電話をかけてきてくれたんだ。


わたしが休んだからって、美晴ちゃんがひとりでお昼を食べるなんてことにはならないと思うけど、それでも申し訳ない気持ちも強い。



「ごめんね、美晴ちゃん」

『ん?』

「予告もなしに休んじゃって」

『なに言ってんのさ。逆に予告されたほうが怖いわ』


たしかにそれもそうだ。



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