ケータイ小説 野いちご

キス、涙々。

コエ、寧々。ⅰ




「ましろ、最近どうかした?」

「……ごめん」


ひさしぶりに美晴ちゃんと話したような気がするのは、一緒にお昼を食べていなかったから。


わたしから『しばらくひとりで食べたい』って伝えたのは長野さんたちに会った次の日のこと。



もちろん美晴ちゃんは不思議そうにしていたけど、すぐにわかったと言ってくれて。


でも、さすがにわたしの様子がおかしかったんだろう。


数日経った今日、ひとり教室の隅でお弁当を食べていたわたしのところに美晴ちゃんが来てくれた。



「責めてるんじゃないのよ。ただ、ましろが心配で……ちゃんと眠れてる?」


わたしは静かにうなずいた。

たぶん、かなり疲れた顔をしているんだろう。


美晴ちゃんは明るい声を出して、なおもわたしに話しかけてくれる。




やめて。



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