【si d e 鈴】

 うゎぁ。また不良だ。ダルっ。

 先輩守りたいけど、そうすると俺の本性見えて嫌われちゃうから、眠らせようと思い、優しく首あたりに手を振る。

 すると、こんなにも弱々しいと分かるほどに、軽くやっても倒れてしまった。

 で、またその寝顔が死ぬほど可愛い。

 そして、不良達を片付ける為に、道端にそっと座らせて、出来るだけ先輩の周りで戦った。

 簡単に倒れる不良達にはため息が出る。