『アユノ、もう仕事終わる時間だよね?俺今退勤した所。駅前で待ち合わせしよう。』

麗也からのメッセージを見た歩乃は
『分かった。私も今会社出た所だから急いで向かうね!』
と返信し、待ち合わせ場所の駅前へと走った。


駅前の広場のベンチで麗也が待っているのが見え、歩乃は急いで駆け寄った。

「ごめんねレイヤ!お待たせ!」

少し震えた声で謝る歩乃。
しかし、麗也は立ち上がると優しい笑顔を歩乃に向け、歩乃の手を優しく握った。

「大丈夫だよ。帰ろっか。」

麗也の優しい態度に歩乃はホッとした。
しかし、