―泣き叫んだ。 君を失って、ただ、苦しくて。 何度も、何度も、君の名前を呼んだ。 でも、君は答えなかった。 女王、詠わん。 * ―嗚呼、願わくば、来世、君が妻となりて、 消えぬ幸を世に巡らさんことを。 * 【宵始殿―新たなる命、旧神殿、女王の手紙―より】