本日から、テスト期間に入りました。


そしてテスト期間に入ったら、生徒会の業務は一気になくなって、部活もお休みになるのです。


それでも私たち生徒会メンバーは生徒会室に集まって勉強会をします。




「七瀬、ここわかんない」


「ん?ここはね、覚えなきゃできないの。


頑張って覚えて?」


「無理だよ」



いち早く、諦めた会長はうなだれて、眠りにつきました。



「ななちゃん、これは、あれかな?」


「あれだね」


「今回はどう言うの聞けるんだろうね〜」



しばらくすると、伊織はむにゃむにゃ言いながら、寝言を言いだした。



「…辛いのは苦手だからわさび入れないで……」



伊織の何時もの寝言が始まった。


かわいい…。


なんだろう、小学生のかわいい男の子を見てる気分なんだよね。


ほんと、寝てる間はめっちゃかわいい。



「…七瀬ちゃん。俺小学生見てるみたい」


「伊織、辛いの苦手だからね」


「恋菜、会長は会長に向いてないと思う」



いつも伊織の寝言はこの2人を驚かせ、いつもめちゃくちゃ笑っている。


ほんとに、伊織のお母さんはいつも楽しいだろうなぁ…。


いいなぁほんとに。