ケータイ小説 野いちご

ご主人様に監禁されて

ご主人様と大旦那様



◇◇◇



『リンカーングリーンの髪の毛が素敵だろう?』


父は嬉しそうにそう言った。


『…兄上もリンカーングリーンの髪の毛をお持ちかと』

彼が彼女を褒めるのが気に食わなくて、負けじとそう言う。

『あいつは男じゃないか』

あっさりと否定された。


『でもまあ、金髪よりかは美しい』

母親の髪を継がなかったルイを疎ましそうに見ながら、ルイすらも否定した。

そして腕の中の緑髪の女の子を抱きしめる。
苦しそうにもがくが、けして抵抗はしなかった。

『ああメイ、お前はいつまでも私の一一』




「………」

嫌な夢とともに目覚めた。



小さい時の悪夢、まだメイが彼のものだった時の話だった。

最近はあまり夢自体を見なかったため、久しぶりに見てこの内容は精神的に辛かった。



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