ケータイ小説 野いちご

至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

-11-

朝と変わらぬ重い足取りで校門を出ると、朝車を降りた場所に同じ車が停まっているのが見えた。


「………」


ゆっくりゆっくり歩いていくと、あと数メートル手前というところで、運転手さん……飯田さんが車を降りて後部座席のドアを開けてくれる。


「おかえりなさい」


「……帰りまで、すみません……」



あの一夜にして変化した、あたしの身辺。


こんなものすごい待遇で、自分の置かれてる立場を錯覚しそうになるけど、勘違いしちゃいけない。



……これがただの、"措置"だっていうことに……。





シートに体を預けて目を瞑る。



5時半起きで。


凌牙に怒られて。


学校では質問攻め。




今日は1日、本当に朝から疲れた……。

< 299/ 485 >