ケータイ小説 野いちご

恋愛禁止(ホラー)

寮生活

1メートル先も見えないほど暗く、ジメジメとした通路。


四方は土壁で覆われどこにも出口は見えない。


不意に1つのライトが青白い女の顔を映し出した。


女の額からは鮮明な血が流れだし、白い肌を染めて行く。


女は驚愕に目を見開き、何かを言いかけて口を開ける。


しかしその瞬間。


女の首にロープがかけられ、女の言葉は発せられることなく消えて行った。


何者かの手により、グッと力が加わったロープは首にきつく食い込んで行く。


女は苦しみにあえぎ、何もない空間に両手を伸ばして助けをこう。


しかしロープは更にきつく首に絡みつき、女の眼球が徐々に飛び出してきた。


口からダラリと垂れ下った舌に、絶え間なく流れ出す唾液。


涙と血と唾液で本来の美しい顔すら失くした彼女は、ほどなくして絶命した。

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