妹アンジェリカに冤罪をかけられ、第三王子であり婚約者だったオスカーから婚約破棄を告げられたアナスタシア。
罰として、アナスタシアは〝国にとって不必要になった者たちが行きつく場所〟と言われる
地図にない〝終末の村〟へ追放されることに……。
そこは聖女の結界がなく、瘴気の濃い森に囲まれた魔物が四六時中うじゃうじゃ発生する
とんでもなく危険な場所――だったが、アナスタシアにとっては好都合。
なぜならアナスタシアは、世にも珍しい魔物使いの能力を持っていたからだ。
「私を苦しめようと思ってこの村へ追放したのだろうけど、それは大きな間違いだったわね」
「……もうなにも我慢しなくていいんだわ! だって、私は自由だもの!」
両手を掲げて、アナスタシアは叫ぶ。
『名家の娘』『双子の出来損ないの〝姉〟のほう』『第三王子オスカーの婚約者』――。
自分を窮屈にさせていたすべての肩書から解放されたアナスタシアの、第二の人生が始まる。
※もふもふ魔物、魔物嫌いのクール騎士、薬師に大工に魔法使い、勢ぞろいでお送りいたします。
ケータイ小説 野いちご

作品番号
1696223
最終更新日
2023/4/24
我慢ばかりの「お姉様」をやめさせていただきます~追放された出来損ない聖女、実は魔物を従わせて王都を守っていました。追放先で自由気ままに村づくりを謳歌します~
瑞希ちこ/著
ジャンル/ファンタジー
29ページ
PV数/102,365・総文字数/51,725