香典トラブル大戦争!

コメディ

松堂イリヤ/著
香典トラブル大戦争!
作品番号
1683037
最終更新
2023/09/10
総文字数
7,965
ページ数
19ページ
ステータス
完結
PV数
942
いいね数
16
たかが香典、されど香典

些細なマネーが引き金で、一族の戦争が勃発!



主婦の金本和子(享年60)が亡くなる。

和子は、親族の中で最も(というより、唯一)心優しい女性だった。

ところが、その夫である勝彦は、まさにクズ!

和子の姉一家である、中山家の人々は、新生活運動の地域で長く暮らしていたので、香典は千円で、お返しを受け取らないのが普通だと思い込んでいたのだが…。


「あいつら…千円ぽっちの香典で、会食の席につきやがって!」


喪主・勝彦のその一言から、一族の戦争が始まるのであった。


ろくでもない一族による、滑稽でみっともない、実話ベースの辛口毒舌コメディ!


※登場人物がやや多めですが「登場人物全員(ろくでもない)親戚」という、ざっくりとした認識で大丈夫です!
中山一家は【嫌われ爺さんへの怨み節】の主人公一家でもあります。
このストーリーとは、ほんの一瞬しかリンクしませんが、さりげなく宣伝しました(笑)


金本和子(享年60)
善人だったが、故人となる

金本勝彦(60)
和子の夫で喪主
モラルも血も涙もない、ろくでなし


中山加奈子(19)
和子の姪で中山家の次女
大学の夏休み中、入院中の叔母を見舞う母のため、アッシーをしていた

中山志津子(68)
和子の姉
プライドがチョモランマ並みに高いが、内弁慶

中山学(70)
志津子のクズ夫
子供たちにとっては毒親、妻と同じく内弁慶

中山(田中)律子(34)
他県へ嫁に行った、中山家の長女


御厨ゆき(30)
和子の姪で、ここでは唯一、まぁまぁ常識人
稚内から家族代表で参列した


御厨公子(73)
和子と志津子の姉、熱心なカルト教信者
内縁の夫、岩田と都内で暮らす

岩田長男(73)
公子の内縁の夫
好色で下品な毒舌爺


※御厨一族
和子、志津子らの親戚で、彼女らの旧姓もこれにあたる
先祖代々大地主の家系
あらすじ
香典から、骨肉の争いが始まった!
あまりに無様で滑稽な辛口毒舌ブラックコメディ。

この作品のレビュー

★★★★★
2022/12/06 20:10
投稿者: シチロー さん
面白い

実話なのに面白い。いや、実話だから面白いのか……… 今のこのご時世、お葬式を題材にコメディなんか書いたりすると『なんて不謹慎な』とか『故人を冒涜している』などとネットで叩かれそうですが、お葬式を題材にしたコメディ映画なんかも実際に存在するしコントもあるので全く問題は無いと思います。むしろ、こういう笑ってはいけないシーンにこそ面白いネタは溢れているものです。 お葬式のあるあるネタでもまとめてあるのかと思いきや、『無い、無い』と突っ込みたくなるような想定外のハプニングはとても面白かったです♪

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