「どーでもいい」
「邪魔」
「無理、どっか行って」
返事は棒読み、愛想は皆無
そんな学園一の美男子を掘り下げた結果
「え、吉良くんってツンデレ……」
「は? ちがうしいったん黙ってほんと」
ギャップ萌え、しちゃいました
.
.
ピュアな小悪魔
枢木 かなで
Kururugi Kanade
×
無自覚ツンデレ王子
吉良 木莉
Kira Kiri
.
.
「枢木とか別に興味ない」
わたしに興味がない吉良くん
ほんとかなあって探ってみたら、
やっぱりウソだ
「……どこ行くつもり?」
「えっとね、大学生と合コ……」
「却下」
ほらね、わたしの服の袖、掴んでるんだもん
でも
ツンデレだ、かわいいな、なんて
よゆうあったのは最初だけ
「俺、枢木以外と話さないけど」
「あんま男なめてたら、後悔するよ」
「まじで、危なっかしすぎ」
わたし、吉良くんにまんまと堕とされたかも
吉良くんのツンデレは、凶器となるの
「……枢木の、ばぁか」
【吉良くんの弱愛なところ】