そこは花嫁を育てる全寮制のお嬢様学校。
1人1人に専属される執事、
上品でおしとやかな女子生徒たち。
そんな場所に、問題児が1人。
『いいもん別にっ!
お嫁さんになんかなれなくても!!』
勉強ムリ
(小学校低学年レベル)
運動ダメ
(逆にさせちゃいけない)
礼儀ナシ
(学院長のカツラを取った勇者)
執事となった男は1ヶ月しないうちに
自ら辞めていっちゃって。
そんなわたしの前に───…
『本日よりエマお嬢様の執事となりました。
ハヤセ、と申します』
お次に専属された男はなんと…
顔良し!頭良し!性格良し!
な、執事学校を首席で卒業したと言われる
有名Sランクエリート執事……!?
『ご安心ください。必ず俺があなたを
立派なお嬢様にしてみせますので』
*
“別名:破壊神”な、お嬢様
エマ
×
“完全無欠”な、エリート執事
ハヤセ
*
『俺は絶対に辞めませんから。
今までの執事と俺を比べないこと、約束です』
こんな問題児に忠誠を誓った
ちょっと変わったエリート執事。
『俺がどんなにあなたを大切に想っているか、
いい加減気づいてください』
『あなたは誰よりも可愛いのです』
*
けれど、どこかで聞いたことがある。
甘い蜜には毒がある───…って。
『…だから抑えてんだろうが、毎日』
そんな完全無欠なエリート執事の素顔は、
実は超がつくほどの俺様執事……!?
『いいから俺の言うとおりにしろ、エマ。
…いいえ、間違えました』
*
・
俺の言うとおりにしてください、お嬢様。
こんなわたし(俺)を扱えるのは、
ハヤセ(エマお嬢様)だけ。
\総合ランキング最高1位!/
ありがとうございます!
ケータイ小説 野いちご

作品番号
1649520
最終更新日
2022/11/5
俺の言うとおりにしてください、お嬢様。
◇理人◆/著
ジャンル/恋愛(学園)
340ページ 完
PV数/8,657,504・総文字数/170,138