きみは幽し【完】

その他

灯えま/著
きみは幽し【完】
作品番号
1626272
最終更新
2024/02/27
総文字数
25,090
ページ数
46ページ
ステータス
完結
PV数
5,931
いいね数
4
ランクイン履歴

その他31位(2021/01/19)

ランクイン履歴

その他31位(2021/01/19)





ずっとそばにいる、

その8文字分の寿命で

充分だと思いたかった。




.
.
.。o○



藤川巴さん主催
「勝手に年越し辞書企画」参加作品


2021.01.12 12:00 公開





この作品のレビュー

★★★★★
2021/02/17 22:45
投稿者: 椿れいみ さん
きみは幽し

きみは幽し。 何故このタイトルなのかを考えながら拝読し、明かされる展開にただただ心が揺さぶられ、鳥肌が立ちました。 胸をふるわせる言葉選びも、四季の風情を伴う情景も、人物が時を経て知る感情の奥深さも。とても言葉では表しきれない唯一無二のものだと思います。 荘厳かつ絶佳を伴う世界は、あまりに青く眩しく美しい。ひとつの映画を見たような琴線に触れるすべてに、拝読できたことを心からしあわせに思いました。 この物語に、説明は要らないのではないかとさえ感じます。 とにかく読んでほしい。読者の方が読んで、世界に触れて、感じたものがすべてだと思います。 この作品が、どうかひとりでも多くの方の目に留まりますように。 作者さま、素敵な作品を本当にありがとうございました。

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この作品の感想ノート

えまちゃん

ほんとうは今読書をやめているのですが、完結通知がきた瞬間「読みたい」の衝動が抑えきれず、読んでしまいました。毎度ながら感想ノートになると敬語になってしまいます、それくらい尊敬していて大好きです、これからもずっと!

映画だなあ、と思いました。映像で流れてくる文章だなあ、と。不思議なんですが、海の風景も、ブーケも、海猫も、読み終わった後、映像として私の中に残っています。

周くんの手紙で泣いてしまいました。花ちゃん、と呼ぶ声が、わたしにも聞こえたからです。

ふたりのことは、深く語るには自分の言葉が足らずうまく出てきません。ずっとそばにいる、という言葉を、わたしもうまく消化できずにいるのです。だけどやさしく、そっと心に置いておきたい。

感想を紡ぐのが難しいのですが、とにかくすきです、いつも読んでいて「うつくしいな」と思うんです、曖昧なものになってしまいますが、えまちゃんが生み出すものは、いつもうつくしいです。
今日も世界を覗かせてくれてありがとう。憧れです。大好きです。書いてくれてありがとう。

2021/01/13 00:23

この作品のひとこと感想

すべての感想数:13

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